【海外フォーラム参加報告】ISSARA GLOBAL FORUM 2018

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一般社団法人ザ・グローバル・アライアンス・フォー・サステイナブル・サプライチェーン(ASSC;アスク)は、2018年11月7日(水)から9日(金)にタイ・バンコクにて開催された、「ISSARA GLOBAL FORUM」(第2回開催。以下、「本フォーラム」)に参加しました。当団体より、理事の和田・森が参加しました。

本フォーラムは、米国(501(c)(3))、およびタイ(non-profit foundation)で法人化された非営利組織である「ISSARA INSTITUTE(以下、イッサラ)」が主催するグローバル・フォーラムであり、欧米のグローバル・ブランド、タイのサプライヤー企業、ミャンマー政府関係者、国際NGO、タイ及びミャンマーで活動する現地NGO、ミャンマーの送り出し機関(Recruitment Agency)などが一堂に会するマルチ・ステイクホルダーのフォーラムです。この3日間にわたるフォーラムでは、グローバルなサプライチェーンにおける労働搾取および人身売買に対処するための現行の取り組み、及びモデルを批判的に分析するために、責任ある調達分野のリーダーおよびイノベーターを招いて開催されました。また、「今後数年間にわたって促進され、奨励され、また投資を受けるべき、最も有望で実績のあるアプローチについての、共通理解を構築することを目指している」とされています。

第2回となる今回は、「INNOVATION IN HUMAN RIGHTS & RESPONSIBLE SOURCING」というサブタイトルのもと、3つのテーマに基づいた複数のセッションが実施されました。初日のテーマは「倫理的な調達における革新的かつ効果的なパートナーシップ」であり、グローバルに適用される労働に関する国際基準と国内法との相違に対する現地サプライヤーと送り出し機関の動向や、人権・労働者の権利の保護に向けた企業と国家の協働、そして倫理的なサプライチェーン・ガバナンスにおけるこれまでの成果と課題等についてのセッションが設けられました。2日目は「労働者のよりよい生活を実現するためのテクノロジー」をテーマに、責任ある調達の実現に向けたテクノロジーの活用のビジョンに関する議論、とりわけ移民労働者の抱える課題に対する解決策としてのテクノロジーの有効性に関する研究成果、また労働者から得られた情報をどのようにして扱うべきかについての議論などがなされました。そして最終日となる3日目には、「グローバル・サプライチェーンにおける倫理的な雇用:台頭するモデル」というテーマのもと、東南アジアでの雇用に関するパターンや傾向についてのセッションや、手数料や保護措置の要求が顧客、業界、および行き先の国によって大きく異なる環境での“雇用主による支払い”に対する送り出し機関のパースペクティブに関するセッション、東南アジアにおける“手数料ゼロ”モデルや“雇用主支払い”モデルの導入と検証に関する議論等が行われました。

この3日間を通じて、倫理的な調達と移民労働者の抱える課題について取り組む各アクターが、それぞれのアプローチの有効性と課題を共有しながら、今後の協働や解決策の在り方について検討をする議論に加えて、労働者の実際の声や、送り出し機関が直面する構造的な課題などについても発言があり、具体的な解決策を今後導き出すための有意義かつ活発な議論が行われました。

以上

 

(文責:ASSC 森)

 

 

 

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