ABOUT US

昨今、企業のサプライチェーン上における強制労働、現代奴隷制、児童労働、人身取引など企業に関わる人権の問題が報告されています。これらは、企業(多国籍企業のみならず地元企業)によって引き起こされているとされ、海外のみならず日本国内においてもサプライチェーン上で労働搾取の状況があると指摘されています。特に日本は、東京オリンピック・パラリンピックを2020年に控え、その準備において労働者が不足している状況があり、この状況を外国人技能実習制度によってそれらの補おうとしており、これら海外からの移民労働者の労働搾取、人権問題についても憂慮されています。

このような状況下において、国内外にサプライチェーンを持つ日本企業にとって、これらの問題に取り組むことは非常に重要なことであり、企業、労働組合、市民社会/NGOの連携、そして海外関連団体との連携は不可欠となっています。

そこで、この度企業に関わる人権、労働者の権利の推進を行う、また企業、労働組合、市民社会/NGOの連携を高め、海外の関連推進団体、企業との連携を推進する団体を設立しました。

活動

ASSCでは、企業に関わる人権や労働者の権利を尊重するためのさまざまな取り組みを、企業、労働組合、市民社会(NGO)との連携を行いながら実施していきます。具体的には、下記の取り組みを行ってまいります。

国内イニシアティブの促進

海外では、NGOが中心となり様々なイニシアティブが立ち上げられ、そこに企業が参画し、同業や競合であってもサステナビリティに関わる取り組みにおいては協働している状況があります。そして、その中では課題解決に向けた情報の共有や議論が行われ、1社では解決することができない環境・社会課題に対し、似た課題を抱える企業との協働によって解決に向けて行動を起こしている状況があります。しかしながら、このようなイニシアティブの中に、日本企業は入っていくことができていない現状があります。そこで、企業に関わるサプライチェーン上の労働問題・人権問題に対して、企業同志が協働を行い解決に向かうイニシアティブを形成し、企業活動をサポートします。

海外イニシアティブとの連携

イニシアティブは、企業が積極的に参画できるプラットフォームを形成します。企業がサプライチェーン上で現在抱えている課題・または潜在的課題として考えているものをイニシアティブとしてピックアップし立ち上げます。そして同じ課題を持つ企業を巻き込み解決に向けて議論を行い、次のステップの行動へと移行していきます。また、さらに同じ課題を持つ海外のイニシアティブとの連携を行い、国際的なイニシアティブと協働を行っていきます。

セミナー・研修・イベントの実施

海外では、NGOが企業のサプライチェーン上の労働や人権に関するセミナーや勉強会等を積極的に開催しています。しかし、日本で開催されることは多くないため、日本国内からの参加は敷居が高いのが現状です。そこでASSCでは、企業のサプライチェーン上で発生している課題を取り上げて、テーマ別でセミナーを定期的に開催するとともに、海外の国際NGOが実施している研修を、日本で開催することにより、日本企業の知識向上を目指すとともに行動へとつなげていきます。

国内での情報提供

サプライチェーン上の労働問題に関して、日本国内の情報は不足している状況があります。また、日本では深刻な労働問題は起きていないという誤った認識などもあり、国内でのCSR/サステナビリティ調達活動を疎かにしている場合もあると考えています。このような状況の中で日本企業は、発展途上国、新興国はもちろんのこと、日本や欧米においても発生している労働問題、住民との問題をしっかりと認識する必要があります。

そこで本団体は、グローバルで議論されている企業のサプライチェーン上の問題、課題などを定期的に提供していきます。

  • メンバー会員向けサイトにて提供。
  • 別途無料会員向けニュースレターも発行予定

海外への情報発信

日本の労働問題が海外NGOから批判されることは多々あるものの、日本の現状やそこでの取り組みに関して情報発信を行う団体が殆どない状況となっています。そこでASSCでは、海外の企業・政府・国際NGO等に対して、日本の労働環境や、日本企業の取り組みについて情報発信を行い、現状の対応についての理解を促すとともに、日本の団体・イニシアティブとしての発言力を持って活動を推進していきます。

アセスメントサービスの提供

企業のCSR/サステナビリティ調達の分野では、サプライチェーン上の労働・人権問題がないことを確認することが重要であり、そのためのアセスメント(監査)実施が求められます。ASSCでは、アセスメントの国際認証規格であるEICCやSA8000の研修を修了した監査員が在籍し、各種行動規範等に基づいたアセスメントを実施いたします。また、アセスメント実施に向けた、社内トレーニングやアセスメント後の改善計画策定等も行います。

例)
  • アセスメントの実施
  • アセスメントに向けた社員教育
  • 改善計画策定とキャパシティビルディングの実施

各種調査・研究

企業のCSR/サステナビリティ調達の分野に関する研究はまだ始まったばかりであり、今後さらなる発展が望まれます。一方、調査対象や内容は企業情報と密接に関わることが多い特性から、調査を実施することが難しい場合があります。また、正確な情報を得るためには、調査担当者が十分な知識および技術を持っている必要があります。こうしたことを踏まえ、ASSCでは、日本の研究機関やイニシアティブ等と共同で、調査プロジェクトを実施します。

例)
  • 各国の労務管理状況についての調査
  • 新規拠点のフィージビリティスタディ調査
  • 原材料調達現場における状況調査

各種サポートサービス

日本では、企業のCSR/サステイナビリティ活動、特に調達の分野においては、経験に基づきアドバイスをできる機関が不足しています。そこでASSCは、企業のCSR調達・サプライチェーン分野で、現場経験とASSCに蓄積せきされているノウハウに基づき、企業が実際に取り組みを行うことをサポートします。

人材育成関連事業

企業のCSR/サステイナビリティ活動においてはその経験者が少ないこと、また日本企業の問題点として、CSR/サステイナビリティの正しい意味や意義を十分に理解している担当者が多くないという状況が見受けられます。さらには、サプライチェーン上の人材不足や労働力不足という問題に直面している企業が少なくありません。そこでASSCは、こうした諸課題を解決するための、人材育成および人材交流事業を実施します。

人材育成関連事業の例)

  • 各国での人材育成事業
  • 人材交流プログラムの策定と実施
  • 人材紹介プログラム など

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